縦目地部分には、桁のたわみによる鉛直方向移動(上下せん断移動)及び相互の桁間での伸縮移動量の差異による(水平せん断移動)が発生するため、それらの挙動に特化して設計されている縦目地ジョイントと比較した場合では、埋設型ジョイントである本工法は上部舗装の損傷が全く生じないとまでは言い切れません。
しかしながら、小規模橋梁では桁のたわみ量及び伸縮移動量の桁間での差異は非常に小さくなる為、伸縮装置に要求される緩和移動量はあまり大きくないと考えられます。
AOS工法を適用することで、既存状態(目地無し或いは目地板のみ)に比較すると伸縮分散性と止水性の向上が見込めます。
また、一般的な製品ジョイント(ゴムジョイント等)と比較をした場合では、AOS工法では漏水に対する弱点となりやすい橋軸方向の製品継ぎ目が発生しないため、止水性に関して製品ジョイントよりも優れていると考えます。
以上を踏まえた上で個別の橋梁諸条件をもとに縦目地への適用判断を行っています。